JAIST 北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス系物質化学領域 松村和明研究室 公式Blog

論文表紙掲載(selected as a journal cover)

修了生のEsha Dasさんの論文が、雑誌のカバーイラストに
選ばれました!
雑誌の表紙です。

分子内にプラスとマイナスの電荷を持った両性電解質高分子
である、カルボキシル化ポリリジンが、水溶液中で液-液相分離を
起こすことを報告し、その挙動が、高分子濃度、分子の疎水性、
溶液の塩濃度などのより制御可能であることを示しました。
また、架橋を加えてハイドロゲルとすることで、温度応答性の
体積相転移も起こる事を示しました。
今回の温度応答性は、LCSTとよばれる、温度を上げると相分離が起こる
挙動であり、水分子の脱水和が関係しているため、一般的には
親水性と疎水性のバランスが重要です。今回は、さらに電荷による
静電的相互作用も大きく関与している興味深い挙動が見られました。
写真は、高分子水溶液が相分離を起こして、液滴(コアセルベート)
となっているところの顕微鏡写真です。今回はかなり基礎的な
内容ですが、表紙に選んで頂けて喜ばしく思っています。

JAIST 国立北陸先端科学技術大学院大学 松村和明研究室ウェブログのブログピープルランキングバナーです
国立北陸先端科学技術大学院大学 松村和明研究室のホームページです。
http://matsu-lab.info
Research | comments (0) | trackbacks (0)

タイ出張

先日、タイに出張してきました。
今回は、本学がデュアルプログラムを締結している
タマサート大学とチュラロンコン大学を訪問し、学生募集のための
研究科紹介を行うことが目的です。
どちらの大学でも多くの学生さんが、興味を持って話を聞いて
くれました。
当研究室にもこれまで3人の学生(Phinさん、Punnidaさん、Arm君)
がこのプログラムを通して参加してくれています。
是非今後もやる気あふれる学生さんが、沢山参加してくれることを
大いに期待しています。

説明の様子です
タマサート大でJAISTの紹介をしています。

チュラロンコンのみんなと
チュラロンコン大の先生方、学生さんと食事をしました。
Punnidaさんも元気です。

山口研と合同の同窓会です
今回同行した山口先生の研究室の卒業生が集まってくれました。
うちからは、PhinさんとPunnidaさんが来てくれました。

JAIST 国立北陸先端科学技術大学院大学 松村和明研究室ウェブログのブログピープルランキングバナーです
国立北陸先端科学技術大学院大学 松村和明研究室のホームページです。
http://matsu-lab.info
Event | comments (0) | trackbacks (0)
Back to top
menu