202102論文情報
理研との共同研究の論文が
Communications Materials誌に掲載されました。
Molecular mechanisms of cell cryopreservation with polyampholytes
studied by solid-state NMR
固体NMRを用い、両性電解質高分子化合物溶液の低温での分子挙動を
詳細に調べました。その結果、低温で高分子がマトリックスを形成し、
その中に塩や水分子を閉じ込めることで水の粘性を上昇させるとともに、
浸透圧を制御することで細胞内の氷晶形成を抑制していることが示唆される
結果となりました。
今までわかっていなかった凍結保護のメカニズムの一端を解明した
重要な成果です。
この論文が出るまで約10年もかかってしまいました。理研の先生には長らく
お待たせしてしまいましたが、ようやくまとめることができました。
ありがとうございました。
サブミットしてからもアクセプトまで1年以上かかるという難産でしたが、
結果的にいい論文になったと思います。
大学ホームページでも紹介されました。
https://www.jaist.ac.jp/whatsnew/press/2021/02/09-1.html
国立北陸先端科学技術大学院大学 松村和明研究室のホームページです。
https://matsu-lab.info/
Communications Materials誌に掲載されました。
Molecular mechanisms of cell cryopreservation with polyampholytes
studied by solid-state NMR
固体NMRを用い、両性電解質高分子化合物溶液の低温での分子挙動を
詳細に調べました。その結果、低温で高分子がマトリックスを形成し、
その中に塩や水分子を閉じ込めることで水の粘性を上昇させるとともに、
浸透圧を制御することで細胞内の氷晶形成を抑制していることが示唆される
結果となりました。
今までわかっていなかった凍結保護のメカニズムの一端を解明した
重要な成果です。
この論文が出るまで約10年もかかってしまいました。理研の先生には長らく
お待たせしてしまいましたが、ようやくまとめることができました。
ありがとうございました。
サブミットしてからもアクセプトまで1年以上かかるという難産でしたが、
結果的にいい論文になったと思います。
大学ホームページでも紹介されました。
https://www.jaist.ac.jp/whatsnew/press/2021/02/09-1.html
国立北陸先端科学技術大学院大学 松村和明研究室のホームページです。
https://matsu-lab.info/
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