JAIST 北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス系物質化学領域 松村和明研究室 Weblog

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Mark論文情報2016.8 part2

雑誌の表紙です

論文のグラフィカルアブストラクトです。

卒業生のMinkle Jainさんの論文がpublishされました。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0928493116308128

凍結保護物質として当研究室で研究を続けているカルボキシル化
ポリリジンに、ナノクレイであるラポナイトを添加すると
チキソトロピー性を有するゲルになることを報告しました。
チキソトロピー性とは、力学的負荷をかけると流動する性質で、
カルボキシル化ポリリジンで凍結保存した細胞の懸濁液に
ラポナイトを添加すると、流動性のあるゲルになることを
利用して、インジェクタブルゲルとしての再生医療用途に
応用する事が期待出来ます。
インジェクタブルゲルとは、注射器で打ち込むことの
出来るゲルという意味で、この場合、幹細胞を含んだ
ゲルを、チキソトロピー性を利用して患部に注射すること
ができるわけです。そうすると、体内で再びゲル化して幹細胞
が患部にとどまり、治療が促進されることが期待出来ます。

今年は論文が多くアクセプトされて大変うれしいのですが、
昨年、その分沢山リジェクトされていて、その持ち越しがようやく
出版にこぎ着けているといった状態です。これも約1年も
かかりました。

ただ書き続けるのみです。

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Mark白樺夏期大学

8/19-21と、群馬県草津温泉にある施設で
白樺夏期大学に参加してきました。
今年で3年連続3回目です。二泊三日で高分子関係その他に
ついて、熱く議論が交わされました。
もちろん夜には温泉とビール・お酒も併せて
楽しんで来ました。
もともとは溶液物性に関係した高分子化学について
自由に討論をする会として発足し、今年でもう58回目ぐらい
で、大御所の先生方から大学院生も交えて幅広いテーマで
講演が行われました。
毎年刺激を受けてます。新しいことに触れて帰ったらやってみようという
やる気をもらえます。
ただ、石川からはちょっと遠いのが難点です。

草津セミナーハウスの写真です

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Mark査読

研究の世界には盆休みはないようです。査読依頼が連続でやってきます。
論文掲載は、研究者間のボランティアの査読システムで成り立っているので
基本的には査読は受けることにしてますが、大概忙しいときに重なります。
まるでこちらの状況を監視されているかのように、絶妙のタイミングで
査読依頼が来る。。。まあ盆休み中に片付けるとしよう。。。

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MarkWelcome Huong and Bowling party

8月5日から約40日間、ベトナムから短期留学生の
Huongさんが松村研に滞在します。
まだ大学一年生なので、とりあえずポリマーの合成と
細胞培養について経験してもらいます。
来てすぐに大学の夏休みになってしまい、ちょっと時間がもったい無い
んですが、仕方ない。

8/10にはHuongさんの歓迎会を兼ねたラボイベントとして
ボーリング大会をしました。

みんな楽しんでくれたでしょうかね。
優勝は国京君でした。
Thank you Monika, for your arrangement!


Huongさんの写真です
Huongさんはボーリング初めてだそうです。

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Mark論文情報2016.8

富山大学中路先生との共同研究がJournal of Materials Chemistry B
に受理されました。
http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2016/tb/c6tb01478j#!divAbstract

論文の図です

形状記憶性を有したポリウレタンと両性イオンポリマーの
相互侵入網目を形成し、、細胞やタンパク質
の接着を抑制できる材料として提案しました。
我々はDSCやDMA測定をお手伝いしました。
中路先生、おめでとうございます。

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Mark続いて出張

木曜は関西の某企業を訪問し、実験の打ち合わせと見学をしました。
あわよくば同じような設備を大学に作ろうかとも思いましたが、
大きすぎて無理と判断。自前でどのように実験を進めるか、
大きな課題です。
大学の研究室は、広いとは言えず、なかなか装置を置くスペースが
無くてどのように配置するか、悩みどころです。

写真は、ひなびたローカル線の一シーン。
どうして研究所って不便な所ににあるんでしょう。

駅の写真です

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Mark辰口中学生の職業体験

27日は、午前中に辰口中学2年の生徒さんたちが、職業体験ということで
松村研に研究者の体験をしに来てくれました。
大学の先生の仕事内容をお話ししましたが、わかってくれましたでしょうかね。
大学教員は、教育と研究の二本立てで仕事をしています。
研究者に興味のあるという生徒さんでしたので、せっかくなので
どのような心がけが必要か、語ってしまいました。
ちょっと難しかったかもしれませんが、ぜひ興味を持ち続けて
将来は研究に携わる仕事をしてほしいものです。

幹細胞の培養について、ちょっとだけ体験してもらいました。
顕微鏡観察が興味深かったようです。

実験風景です

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Mark出張

今週は出張続きです。
関西の企業と大学を回って、共同研究の打ち合わせ。
来年の共同研究のネタを得ることと、うまくいけば研究費も
いただけるように営業活動に励みます。
水曜はいったん帰ってきてまた再度出張に出ます。

某大学の風景です


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Mark論文情報2016.7 Part2

京都大学、京都工芸繊維大学との共同研究の成果が
Cell Transplantation誌に受理されました。

表紙の写真です

我々が開発した、カルボキシル化ポリリジンを用いたガラス化法で
ヒトのES細胞を効率よく凍結出来ました。
今回の報告はアプリケーションに関するものですが、自分たち
の開発したものが役に立っているということは、とてもうれしい
ことで励みになります。
ヒトのES細胞の実験は大変で、許可された専用の施設でしか
取り扱うことができません。今回は京都大学の再生医科学研究所
で実験を行いました。
実験が終了すると、速やかにES細胞は返還しないといけません。
困ったことに、論文の査読で追加実験を要求されても出来ません
でした。
なんとかそれでも受理して頂けたので良かったです。
この論文もアクセプトまで半年以上かかってしまいました。


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Mark論文情報2016.7

D3のSana Ahmedさんの論文がNanoscale誌に受理されました。

Enhanced Protein Internalization and Efficient Endosomal Escape Using Polyampholyte-Modified Liposomes and Freeze Concentration

論文のGAです。

細胞質内へのタンパク質の送達手法の提案です。溶液を凍らせた際に
氷晶が溶質を排除しながら成長していくため、残存溶液中の溶質の
濃度が高まるという、凍結濃縮という現象があります。ジュースを
凍らせると、透明な氷の部分と濃い溶液の部分に分かれるあれです。
細胞は、氷の結晶を避けて残存溶液部分に存在します。
従って、細胞は濃縮された相に存在するため、そこに必要なタンパク
質も濃縮されるため、細胞膜付近に集積します。タンパク質を、
細胞膜と親和性の高いキャリアと複合しておくことで、解凍後の細胞
の能動な取り込みを促進することで、送達効率を高めることに成功し
ました。
さらに、両性電解質高分子を固定化しておくことで、エンドソームか
らの脱出も起こり、取り込んだタンパクが消化されずに細胞質内にき
ちんと送達出来る事を示しました。今後は遺伝子導入などにも利用
出来ると期待されます。

今回の論文は提出してから採択が決定するまで、8ヶ月もかかり
ました。私の経験上最も苦労した論文の一つです。
論文を雑誌に提出すると、まず編集者が査読に回す価値がある
かどうかを判断し、ここで落とされる場合があります。査読に
回った場合、査読は複数の同業の研究者が行いますが、やはり
ここで落とされる場合と、修正を依頼される場合があります。
文句なしに受理ということは滅多にありません。

今回は追加実験と、Introductionを含めて大幅な書き直しを
要求されました。いつもこの修正と査読者への回答というのは
神経を使う大変な作業ですが、今回は修正のおかげで自分でも
内容がだいぶ良くなったように感じました。
よい査読というのは論文の質を高めてくれるのですね。

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